先週末の瑞浪MAXは好調な土曜日とは対照的な耐えるレースになってしまいました。
まず、タイトラで新型バルブに出る、アクセルを踏んでも加速しない症状が出てしまい、思うようなアタックが出来ませんでした。それでも今回はシャーシの仕上がりがそれなりに良かったので、僕の組のトップで、総合の3番手となります。
予選ヒートに向けて旧型バルブに変更する事も考えましたが、前日までのテストで、旧型バルブでの良い仕様が見つけられず、タイムがかなり悪かったので、予選ヒートは2回ある事もあり、まずはキャブの変更で症状の緩和を狙うことにします。
しかし、予選ヒートになると症状はさらに悪化して、ダミーグリッドからコースインする際にも一気に遅れて、ローリング中に自分のポジションには戻れましたが、ヒヤヒヤ状態です。
当然のようにローリングスタートでも、まったく加速せずに、アウトスタートって事もあり、1コーナーを過ぎた頃にはかなり順位を下げてしまいます。
その後のコーナーでも、脱出時に加速する事が出来ないので、僕の後ろのドライバーは大混乱です。
タコツボから最初の左コーナーまでの短い区間でも、左右から抜かれる始末で、そんなヤバイ状態が3周ほど続きましたが、その後は症状が緩和されて、厳しいながらもタイトラの時くらいには加速するようになりました。
そこから抜いて上がりましたが、3位に戻った時にはトップ2は遠く離れていたので、後方も付いてきていなかった事もあり、タイヤをいたわる走りに切り換えて、そのまま3位でゴールしました。
単独になってからペースをセーブして走った時のタイムは、トップと遜色ないのですが、最初の3周が本当にヤバかったので、予選ヒート2では不本意ながら旧型バルブを使用する事にします。
予選ヒート2で、なんとか旧型バルブの良い方向性を見つけて、決勝には旧型バルブで戦闘力がある仕様で臨めるようにしないとまずいので、週末にテストしていない仕様でヒート2に向かいます。
予選ヒート2がスタートして、今度はスムーズに加速して2位をキープしたままヘアピンでトップのインに飛び込みましたが、新型バルブとは、また違った症状ですが、中速域の加速が細く、タコツボまでに抜かし返されます。
その後は、3位以降のバトルも激化したらしく、トップと僕との争いになったのですが、中間加速がかなり厳しい事で、インフィールドセクションで、思いっきり引き離されて、高速セクションでグイグイと追い付く形を繰り返して、終了です。途中で何度か抜けるタイミングがあったのですが、2コーナーやヘアピンでインに飛び込んでも、インフィールドで、楽々と抜かれると思ったので、そんな争いをしていると、3位集団も追い付いてくると思い、確実に2位をキープする事にしました。
決勝に向けて、とても悩みましたが、旧型バルブの症状はとても極端で、高速域はまるでターボが付いているかのように一気に加速するのですが、インフィールドでコンマ5秒前後も遅いので、トータルすると、新型バルブの序盤を乗り切れれば、そちらの方がまだ戦闘力があります。
序盤の3周を、どのくらい踏みとどまれるのかが問題ですが、決勝のグリッドは今度は3位でイン側スタートですし、決勝はバトルも激化すると思うので、3周をしのげば決勝は予選ヒートの倍の周回数なので、追い上げられるのではないかと判断して、 新型バルブで行くことにします。
決勝がスタートして、やはりローリングスタートでは加速しませんが、セカンドスタートのドライバーの加速も鈍く、なんとか2位に立ちます。そのままヘアピンでトップに立てましたが、我慢の3周と思っているので、おとなしく2位でヘアピンをクリアします。
ヘアピン、タコツボとトップの選手の加速は素晴らしく、それとは対照的にまったく加速しない僕の後ろのドライバーはまたまた大混乱です。
なんだか予選ヒートよりもさらに悪化してるような感覚に、思いっきり焦りますが、「なんとか3周!」と呪文のように呟きながら、どんどんと順位を下げます。
「そろそろ加速しはじめない?」と思いますが3周を過ぎても、症状はバリバリに出ていて、いくらかましになった?と思えたのはレースも、終盤に差し掛かった頃でした。
とりあえずはそこから追い付けそうなドライバーは抜きましたが、7位でフィニッシュです。
好調だと思っていた今回の瑞浪は、肝心なところで新型バルブの症状が出て、一気に厳しいものになりました。前回の鈴鹿でも顕著な症状は出ませんでしたし、土曜日の最終セクションでも出ませんでした。
次回からは対策部品を装着出来る事になったので、この症状ともお別れらしいのですが、次のパーツを着ければ別の問題が発生しそう気がするボス猿です。
でも、めげません!今回もかなり謎が解明されました。引き続き、難しいMAXの謎に挑戦したいと思います。頑張ります!