またまたまたしても。。。
昨日の鈴鹿は、天気も良くて、風も無く、まさにレース日和となりました。
まず、ヤマシタさん達のタイムトライアルから始まりです。
前日からもう一歩のナオさんでしたが、速いドライバーのスリップを巧みに使い、5位とまずまずです。
マコちゃんが9位でヤマシタさんが13位です。ヤマシタさんは、前のドライバーに追いついてしまう失敗が続いていたので、もう少し実力は上の感じです。
予選ヒートがスタートして、トップグループのバトルから、ナオさんは接触でリタイヤ、決勝は最後尾28番グリッドになってしまいます。
マコちゃんは、6位でヤマシタさんが8位です。二人とも、順位を上がられて、決勝はさらに上を目指します。
そして、決勝です。最後尾のナオさんは怒涛の追い上げで毎周のように順位を上げますが、19台抜きの9位で終了です。まさに予選の接触が悔やまれたレースでした。
マコちゃんはも3位争いの中にいましたが、結果は6位と、ニューシャーシーで臨んだレースは、まずまずな状態でした。
期待のヤマシタさんは、鬼門のスタートも下がらずに、ヘアピンまでは8位をキープしていて、さらに順位を上げるべく果敢にインに飛び込みましたが、ブレーキングで止めきれずに接触して。その場でリタイヤになりました。
いつも後半にペースアップしてくるヤマシタさんだけに、序盤の混戦は生き残って欲しかったのですが、いつもと違って、最初からペースが良かったらしく、そのまま飛び込んだようでした。
スピードがある時に起こりがちなミスだと思うので、次回は冷静にゴールまでマシンを運び込んで欲しいと思います。(まさに、もったいない!)
僕のレースですが、今回はデータの無い、日本で誰も乗っていない新型シャーシーの投入なので、貴重なレース路面でのテストが目的です。
金曜日のシェイクダウンは非常に順調でしたが、土曜日から歯車が狂い始めます。
まず、エンジンテストの結果からコンマ2秒ほど速い、決勝用のエンジンが1回目の序盤で壊れてしまいます。原因は不明ですが、レースは2番基で行くしかありません。
2回目、3回目と良いタイムが出ません。実はこの段階でトラブルが発生していたのですが、気づかずにそのまま走ります。
4回目にフロント回りの調整を施して、コースインしますが、僅か2周で今度はチェーンのトラブルで走行不能となってしまいます。
貴重な4回しかない、セッションの2回をメカトラで失う、ダメダメな土曜日を過ごしてしまい、決勝日に暗雲が漂い始めます。
そして、決勝日です。
朝のタイトラは2位でしたが、トップの選手が重量違反で失格になって、僕がポールとなります。
しかし、ここで新型シャーシーに装着されている、新型のアライメントカラーにトラブルが発生していた事にようやく気が付きますが、パーツもありませんし、直す手立てが無くて、旧型に変更も考えましたが、まだ日本に入荷されていない、このアライメントパーツがこの新型シャーシーの目玉の一つだったので、親分の手前、これを旧型に戻すのは如何なものかと、なんとか、そのまま行くことにします。
予選は終始トップを走り、1度だけ、終盤にインに飛び込まれそうになりましたが、タイミング的には無理があったので、そのままトップでゴールする事が出来ました。
予選終了後にアライメントを確認すると、かなりまずい状態になっていて、決勝は予選よりも6周も長い事から、「これは、まずいかも?」と策を練りますが、有効な手段は思い浮かびません。
予選は2位の選手とのマッチレースだったので、なんとか凌げるかもと、決勝もそのままの状態で行く事にします。
決勝がスタートして、序盤にトップを明け渡します。そこからは2台のマッチレースになるまで、ひたすら2位をおとなしく走ります。
しかし、シャーシーの状態はどんどんと悪くなってきて、追走するのも苦しくなって、結局、最後まで仕掛けられる間合いまで詰められずに、終了です。
今年の鈴鹿は、ここまで3戦終了して、ポールポジションポイントを2回獲得しましたが、結果は3戦連続2位と、すっかり2位コレクターになっています。
店にある2位のトロフィーを見るたびに、すぐ目の前で喚起のガッツポーズをするライバル君達の映像が思い出されて、「なんだかなぁ。。。」となります。
今回は土曜日の段階から勝てそうな雰囲気が無かったので、やはりレースの流れに上手く乗って行かないと、優勝は難しいって事ですね。
今回はニュータイプにありがちな初期不良に悩まされましたが、新型シャーシーそのものは、とても戦闘力が高そうなので、次回に期待したいと思います。
鈴鹿スクールからレース初挑戦したハラグチ君は、難しいレース路面に悩まされて、なかなか良いタイムを出せずにタイトラを終えましたが、予選では冷静に順位を上げる場面も多く、接触覚悟でインに飛び込んでくる無謀なドライバーに押し出されたり、乗り上げられたりしながらも、無事に走りきりました。これはとても大事なことで、激しいポジション争いでも飛ばない事が重要です。世界の一流ドライバーはぶつかってもなかなか飛びません。これも技術のひとつです。
そして決勝ですが、どうやら序盤にタイヤがパンクしてしまい、最後まで走りましたが、周を重ねるごとに、タイムは落ちて行って、単独走行になり、厳しいデビュー戦になりました。
得られたこと、意味不明なこと、たくさんの事を体験出来たと思うので、次に繋げて欲しいと思います。
僕はなかなか思うようなレースが出来ませんが、ランキング的にはトップのようです。このまま優勝無しのチャンピオンは避けたいので、まず1勝したいと思います。(これが本当に難しい。。。)
- 2014/04/28 13:39