先週末は瑞浪MAXシリーズの開幕戦がありました。
ミッフーが初MAXに挑戦です。
基本的に、あまり練習に出向けないミッフーは事前に1回だけMAXエンジンで走行しましたが、なんとなく雰囲気を掴んだぐらいで終了して、後はレースウイークの土曜日が勝負です。
土曜日の4回の走行枠の序盤の2回は水温管理が出来ずに、ヒート気味に走ってしまって、データ としてはあまり参考になりません。
残りは2セクションしかないので、ちょっと厳しめに指摘して、水温を常にチェックするようにしてもらいます。
エンジンは好調で、ストレートスピードはかなり速いんですが、インフィールドセクションのピックアップ部分で遅れをとっています。しかし、データを確認すると全てのセクターで速く走れていて、ただ、不馴れなミッフーの走りが安定してないのが、原因のひとつのようです。
決勝の朝を迎えて、タイトラでも、ストレートスピードはダントツなのですが、タイムは10番手と、まだまだ改善が必要です。
とりあえずは、ミッフーがMAXエンジンのアクセリングをつかんでもらうと言うことで、練習のつもりで予選を走ります。
しかし、スタートで下がってしまったミッフーは焦りからか、11コーナーの進入で前のドライバーに追突してしまいます。当然、ペナルティとなって決勝のグリッドは13番手からです。(鈴鹿のオフィシャルの方、瑞浪のレース運営をされている皆さんを見習って、誰かを突き飛ばしたらペナルティです。これ、当然です。本当にしっかりしてほしいです!)
その影響からか、決勝のミッフーは精彩を欠く感じで、13位フィニッシュでした。
レースはメンタルスポーツです。焦ったり、冷静さを欠いたりすれば、良い結果は望めません。本当に難しいですね。
さて、僕ですが、土曜日の最終セクションで引き起こしたメカトラで、いつもの悪い流れにどっぷりと浸かり、決勝日もボロボロでした。
まず、朝の支度をしていると、テント内が真っ白のなるくらいの煙が充満して、かなりびっくりしたのですが、原因はバッテリーを取り付ける時に端子が接触してショート。配線が燃えて、ちょっとした車両火災でした。
ますます暗雲が立ち込める中、とりあえず配線を新品にしてエンジンを掛けたところ、普通に掛かったので、まずは公式練習で様子を見ることにします。
今回は公式とタイトラが別れていて、公式が7分間、タイトラが5分間です。
タイトラの5分間はちょっと微妙で、フレッシュタイヤをタイトラから使うとすると5分間で皮剥きを終えて、残り時間でベストラップに辿り着けるかってところです。
それでも、タイトラからフレッシュを使う事にして、公式は昨日から履きふるしたタイヤで走ります。
すると土曜日の3回目から感じていた、エンジンに力がない感じのままです。
これは、やはり何かのトラブルが土曜日の後半から始まっているのか、朝の車両火災で、配線以外の部分にトラブルが出ているのか、どちらか判断はつきませんが、とりあえずはキャブセットを変更してタイトラに挑みます。
心配したタイヤは特に問題は無かったのですが、やはりエンジンは走らずに、なんとか2位を獲得しましたが、やはり決定的に何かがおかしい感じです。
予選ヒートでも、キャブセットを変更しますが、改善はされずに、さらにアクセルが戻らない症状まで出始めて、2位走行中にオーバーランして5位まで落ちます。そこから巻き返して2位まで戻りますが、予選ヒートの間、戻らないアクセルとの格闘となります。
予選ヒート後にピットに戻り、原因を探しても特に問題は見つかりません。しかし、よくよく調べると、おろしたてのアルパインスターのシューズのロゴが剥がれてループ状になっています。原因はアクセルワイヤーを止めている金具が逆向きに付いていて、そのネジ部分の鋭利な先端が新品のシューズを痛め付けて、アルパインのロゴを剥離させたのでした。
いよいよ止まらなくなった僕の負のスパイラルは、加速をやめる気配がありません。
そして決勝です。エンジンの力が弱いのは排気バルブが悪さをしていた頃と症状が酷似しているので、排気バルブを点検してパーツを新品に交換します。
決勝のグリッドで暖気運転でレーシングをしていると、予選までとはあきらかに様子が変です。排気バルブの症状はより顕著になったような気がします。
ほとんど、諦めの気持ちのままウオーミングアップランです。するとやはりスタートが出来ないほど加速しません。完全に排気バルブが壊れたようです。
そのままローリングとなって、シグナルブラックアウトと共に、まったく加速出来ない僕が先頭のアウト列は一気に遅れます。僕の後ろの皆さんに迷惑をかけながら、やっと加速ゾーンに入りますが、ヘアピン、タコツボと立ち上がりで両サイドから抜かれる状態で、どんどんと順位を下げます。
あまりのも加速しないので、後方のドライバーに追突もされて、このままでは危険なので、2周で車検場に戻りました。
好調で始まった土曜日でしたが、一度、悪い流れにに捕まった僕は、何をやってももとには戻れません。僕のライバルさん達はきっと思っていると思います。「あの人、勝手にいなくなるね♪」って。
次までに全ての原因を突き止めて、また頑張ろうと思います。。。