昨日の鈴鹿は雨のスタートになり、全車ウエットタイヤを履いてのレースになりました。
今回、鈴鹿初参戦、なおかつレンタルカートで参戦のミッフーは、走りなれていない鈴鹿で、いきなりのレイン路面と、厳しいシチュエーションが重なってのスタートです。
それ以外にも、マコちゃんもナオさんも中古レインが厳しくて、タイトラは良いタイムが出せません。
ヤマシタさんは、マコちゃんよりは、少し前のポジションですが、フレッシュレインの恩恵を得られず、予選で少しでもポジション回復を目指します。
予選も雨となって、みんなあまりポジションを上げられません。ナオさんは、エアー圧をかなりギャンブルしますが、レインタイヤそのものが古すぎて、成すすべなく、敗者復活戦行きとなってしまいます。
敗者復活戦の前から急速に晴れ間が現れて、路面は一気に乾いていきます。レインタイヤなのか、ドライなのかでギリギリまで悩みましたが、過去の経験から、ナオさんにはレインタイヤを装着します。
グリッドに並ぶと、ドライとレインは半々です。
スタートが切られ、接触する事もなく、ナオさんがトップに立ちます。そのまま後続を大きく引き離して、独走状態です。そのままトップでフィニッシュして、午後の決勝に進む事が出来ました。
午後の決勝はドライでのレースになりました。ナオさんは、ダメレインから開放されて、追い上げ開始と行きたい所ですが、雨上がりの滑る路面に良いパフォーマンスを出せずに、上位まで返り咲く事は出来ませんでした。
マコちゃんと、ヤマシタさん、ミッフーのクラスも予選まではウエットでしたが決勝はドライタイヤでのレースです。
ナオさん同様、レインからドライになって、上位進出を狙いたいところですが、やはり滑る路面で、今一歩です。それでもマコちゃんは6位でフィニッシュです。ヤマシタさんは追い上げ途中で、接触してリタイヤです。そして、ミッフーですが、難しい鈴鹿に最後まで翻弄されて、良い状況までたどり着けませんでしたが、最後まで諦めずに走り、後方ではありましたが、バトルで競り勝って、目標の完走を果たしました。次回に期待したいと思います。
最後に僕のレースですが、公式練習の開始と同時にコースインして、レインの状況を確認します。
すると、かなり回りのドライバーとのタイム差を感じて、「これは、速いのかも?」と思っていると、S字コーナーの脱出部分で、直前のカートがスピンをして、咄嗟にダートに飛び出して避けますが、スピンしたカートはブレーキを掛けていないらしく、僕が避けたダートにバックして来てしまい、接触して、僕のカートはリアシャフトが大きく曲がって、走行不能となってしまいます。
タイトラに突入する前だったので、まさかのノータイムで、予選のスタートは32番手からとなります。
後で、確認したところ、ポールポジションの選手のタイムよりも、コースイン直後の2周目に僕が出したタイムの方が、コンマ9秒も速くて、沢山のカートを抜きながらのタイムでしたし、コースイン直後で、かなりのマージンを持って走っていた事もあって、そのままタイトラに突入する事が出来れば、久しぶりのぶっちぎりポールだったと思うのですが、まぼろしとなりました。
気を取り直して、予選で追い上げ開始です。かなりのタイム差があるので、「頑張れば、シングルくらいはこれるかも?」と期待しますが、雨のために、予選周回が減らされて、8周になってしまいます。
8周でどこまで行けるか解りませんが、ともかく接触に気をつけて、上位を目指します。
予選がスタートして、やはり、周りのドライバーとのタイム差は激しく、次々に抜いていきます。追いつけるカートは全部抜いた結果、5位まで返って来れました。追い抜きながらでしたが、ファースティストラップも、僕が獲りました。これで、決勝に期待が掛かります。
しかし、路面は乾いてきて、決勝はドライです。雨の走り方で得ていたマージンは消えうせて、ドライでは、周りのドライバーに対してマージンは存在しなくて、マージンどころか、ポールの選手は前日から、とても速かったので、5位からどうやったら立ち向かえるのか?と頭を痛めます。
しかし、決勝の路面はところどころ濡れていて、これもちょっと難しそうです。この一点だけが、昨日との違いです。
こう言う路面はとても滑るので、限界を探りながら走るのと、ラインも通常とは大きく違うので、その部分の経験値で対決するしかありません。
決勝がスタートして、1コーナーまでは普通でしたが、2コーナーで前のカートがまたしてもスピンを喫して、今回も避けながらダートに飛び込みます。しかし、鈴鹿のグラベルは深く、カートは思いっきり失速して、ダートからコースに戻った時には、またしても30番手以降まで、下がってしまいます。
そこから、再び、追い上げのレースになって、予選同様に、次々に抜いて上がって、最後は6位でフィニッシュです。雨でスケジュールが遅れた影響で、決勝周回も減らされて12周だったので、通常通りに16周あったらと思えたレースでした。
決勝もファースティストラップは、僕が獲得しました。ウエット同様に、他のドライバーよりもかなり速い状況の1日でした。
チームのみんなにいつも言う事ですが、速い時にはきっちりと勝つ。遅い時には、なんとか上位で終える。これが、チャンピオンを獲得出来るようなドライバーになるために必要な事なんです。それなのに、あれだけ周りより速かったのに勝たなかったって、いったい何時勝つの?って感じです。
そんな観点から見ると、ウエットもドライも6位で終えた僕は、かなりダメな子って事になります。
相変わらず、歯車が噛み合わないレースが続きますが、状況があえば、まだ速く走れる事が確認出来ただけでも良しとするしかありません。
しかし、鈴鹿からの帰り道、ほとんど口癖のように気が付くと、「頑張って走ってるのになぁ。。。。」と独り言を言っていました。
たぶん、あまりにも報われない事で、こんな気持ちになっているのだと思うのですが、本当に口癖になっても困るので、次のレースで、憂さ晴らしがしたいと思います。(次って、もう鈴鹿最終戦???)