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珍事と記録更新

  • 2013/02/18 12:01

昨日は鈴鹿選手権の開幕戦でした。

今回は、僕とマコちゃん、ヤマシタさんの3人が出場しました。

まず僕のタイトラが先にあります。前日の雪のテストでは、なんとなくセットに確信が持てなかったので、僕のタイトラの状況でヤマシタさんのセットを決める事にします。

コースインして、すぐにエンジンから異音を感じましたが、タイトラですし、音も気が付かなければそんなもん?って程度なので、そのまま走ります。

しかし、昨日よりも明らかに走らないエンジンに「やっぱり、どこか壊れてるかも?」と不安になりながら、周回を重ねます。

1クラスで走らせられる限界の34台に近い33台が同時に走っているので、クリアラップはなかなか取れません。

路面温度もかなり低いので、ベストタイムに到達するまでにある程度の周回数が必要です。

誰かを抜きながらのアタックだった事ときちんと走らないエンジンであまり順位は期待出来ないかもと思いましたが、タイム自体は昨日の状況から考えられるそこそこのタイム僕のロガー上はを記録しています。

しかし、リーダーボードに僕のゼッケンは無くて、「うん?あれあれ?僕ってそんなに遅いの?」と不安になって、トップのドライバーのタイムをリーダーボードで確認すると、僕のロガーに表示されているタイムよりも1.5秒も速いんです。

「うっそ~!これは、遅いなんてもんじゃないぞ!」と愕然とします。

しかし、少なくとも、僕の周りを走っているドライバーよりは、かなり速く走れているのに、ここから1.5秒も速いドライバーがうじゃうじゃいるのか?と半信半疑な思いです。

そんな事を考えていると、エンジンの異音はどんどんと大きくなり、遂にコース上でストップしてしまいます。

やはり、エンジンは壊れていたようで、僅か数周で走行不能になってしまいます。

ピットに戻って、ヤマシタさんに僕の仕様とは違うセットを指示してタイトラに向かってもらいます。僕の中では、シャーシーとエアー圧は良いと思ったのですが、明らかに僕よりもかなり速いドライバーが沢山存在している以上、僕の勘違いで、セットの方向性が間違えていると判断しました。

しかし、ヤマシタさんのタイトラは13位と奮いません。マコちゃんは8位ですが、やはりセットが外れているようです。

その頃になって、ようやく鈴鹿の計時が壊れている事が解り、僕のクラスのタイムは、一旦は正式結果として発表されたのですが、後に訂正版が出るとの事となり、リーダーボードで僕が確認した、1.5秒速いドライバー達はどうやら存在しないみたいです。

あのタイムを見てしまったので、ヤマシタさんには間違った方向性のセットを指示してしまいました。ヤマシタさんが後方に沈んでしまったのは、そのためのようです。

長い時間検証して、ようやく改訂版が発表されたのですが、僕の本当の順位は3位でトップにコンマ2秒遅れでした。

壊れていて出力が落ちていたエンジンと、クリアラップが取れなかった事を考慮すると、セットの方向性は合っていたようで、予選には自信を持って臨めそうです。

しかし、タイトラで壊れてしまったエンジンは修復不能で、違うエンジンを使わざるを得ません。しかし今年からルールが変更になり、登録出来るエンジンは1基までになってしまいました。そのため万が一、エンジンが壊れた場合は、再登録が出来るシステムなのですが、その場合は最後尾スタートになってしまいます。

せっかくの3位スタートでしたが、エンジン差し替えのペナルティで、33番手スタートと開幕戦からいきなり試練のレースです。

予選がスタートして、1周目で12~13台くらい抜いて、2周目で5台ほど抜けたので、順位は14位まで回復します。まだ残り8周ありますので、上手く切り抜ければ、5~6位くらいまで戻れそうです。

そんな事を考えながら3周目に入った裏ストレートで、急激にパワーダウンを感じて、S字を抜けた辺りで、完全にエンジンがストップして、またしてもリタイヤです。

決勝は30番手スタートに逆戻りですが、そもそも走るには厳しいところに(新品エンジンなのですが下回りのトラブルです。)トラブルが出ていて、鈴鹿に一応確認に行きましたが、1大会で一人のドライバーが差し替え出来るエンジンは1基までと決められていて、僕はグリッドには、カートを並べましたが、決勝の16周は持たないかも?と思っていました。

メカニックのとくさんには、「エンジンの異音が大きくなったら、やめて戻ってくるよ。」と言って、いよいよダメダメレースの決勝です。

「遅くても良いから、頼むから16周持ってくれ~」と祈りながら、グリーンフラッグを待ちます。

グリーンフラッグが降られて、スタートです。僕の前のドライバーが発進したので、僕もアクセルを踏み込みます。しかし、次の瞬間にエンジンはストップして、ピットロードを僅かに移動しただけで、あっさりと終了です。

16周どころか、ピットからも出れずに終了してしまった僕の2013年開幕戦は間違いなく僕のワーストワンレースだと思います。

楽しそうにレースをするライバル達を横目で見ながら、そそくさと撤収準備にかかる僕ととくさんからは、ため息しか出ませんでした。心の中で、お笑いのバイキングのネタのように、「なんて日だ!」と強く叫びながら黙々と撤収作業は進むのでした。

そんな、ダメダメレースの僕ですが、ヤマシタさんとマコちゃんは、頑張って最後まで走りました。

予選のスタートで前方の混乱からローリングに遅れてしまった二人は最後尾からのスタートになり、マコちゃんは追い上げて9位でフィニッシュです。ヤマシタさんは焦りからか、単独でコースアウトしてしまい、決勝は19位からです。

決勝がスタートして、マコちゃんは、またしても前方のクラッシュを避けて、ダートに飛び出し、最後尾まで落ちてしまいます。

そこからマコちゃんとヤマシタさんの二人の追い上げ開始です。

二人とも、頑張って抜いて上がって、マコちゃんが9位のヤマシタさんが10位でした。予選順位が良ければ、もう少し上位でフィニッシュ出来たと思いますが、これもレースですから、次回に期待したいと思います。

しかし、精一杯楽しもうと思って臨んだ開幕戦でしたが、流石に今回は楽しめたとは言いがたく、お楽しみは次回にお預けです。しかし、スピードはありそうなので、本当に次は頼むよ神様って感じです。次もこんなんだったら、もはやオカルトですね♪

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